世田谷区三軒茶屋の山田耳鼻咽喉科 | 耳鼻咽喉科、アレルギー科、難聴、咽喉頭炎に対応

山田耳鼻咽喉科

〒154-0004
東京都世田谷区太子堂4-23-12 井上ビル3F

03-3424-0506

メインメニューを開く
花粉症

わが国では戦後の植林政策の影響で、スギやヒノキの木々が山に多く植えられています。

しかも林業の担い手が年々減っているため伐採も進んでおりません。そのため毎年春になると、スギやヒノキの花粉が大量に飛散します。花粉症は上述のアレルギー反応で起きますが、症状は、鼻・目・のどのかゆみ、くしゃみ、鼻水、流涙、咳、少し遅れて鼻づまりです。
花粉を有害物と認識してしまう人は年々増加の一途をたどっており、今まで花粉症でなかった人でも、花粉を吸っているうちに突然花粉症になってしまうことがあります。自分が花粉症かどうかは医療機関で血液検査をするとはっきりわかります。

花粉症の対策は花粉となるべく接触しないことにつきます。毎日の花粉情報に気を配り、飛散が多い日はなるべく外出を控えましょう。外出する時はマスクや眼鏡を装用しましょう。
花粉を家の中に入れないことも重要です。窓を開け放しにせず、洗濯物もなるべく外には干さないようにしましょう。また、帰宅の際、玄関前で衣服や髪についた花粉をはらい落としましょう。家に入ったら室内着に着替え、できればすぐにシャワーを浴び花粉を落とすのが良いでしょう。

花粉症の治療は内服薬が基本です。本格飛散の1週間くらい前から服用し、飛散時期は継続して服用することが重要です。飛散時期は天候により毎年微妙に変わりますので、花粉情報に気をつけましょう。
おおむねスギだけの方は4月前半まで、ヒノキもある方は5月の連休すぎまで内服しましょう。

現在、花粉症の薬は内服・外用を含め多種存在します。その中で効き目、ねむけなどの副作用の有無とその程度、服用のしやすさなどを総合して薬を選択します。薬に対する反応は個人差が大きいため、薬が合わなければ他の薬を試し、自分にあった薬を見つけるのが良いでしょう。但し、薬を内服していても花粉を多量に吸ってしまうと症状は出ますので、油断せず花粉対策をしてください。